2011年10月21日金曜日

Gateway DX4831-53 復旧計画―KNOPPIXを用いてファイルレスキュー(2)―

先に書いたとおり、Gateway DX4831-53に内蔵されている故障HDDから、データ救出しなければなら

ない状況になっています。

いろいろなサイトから情報をかき集めて、KNOPPIX6.4.4を用い、DX4831-53から「正常データ」

を外付けHDDへ救出する試みをしています。

今回は、その途中経過を記しておきます。

1、KNOPPIX6.4.4をX Window起動して、ファイルを救出を試みる→失敗


KNOPPIX6.4.4をCDブートして、通常立ち上がるXウインドウを利用し、

Windowsでいうところの「エクスプローラー」を立ち上げ、Gateway側のHDDを表示させ、もう一枚

起動して、こちらには、外付けHDDを表示します。

私は、ここでおおきな間違いを犯します。

転送元HDDの中身をぜんぶ選択して、転送先HDD側のエクスプローラー表示の中に

ぶち込んでしまいました。

コピーはするのですが、一向に終わりません。

丸一日コピーしてもまだ。

ターミナルを空けて、

$df -h                                


どうも、コピー元の使用済みサイズよりも大きくなっている。

外付けHDDの使用率も97%を超えようとする勢いです。

?????

コピー元のデバイスサイズは1.0Tで、外付けHDDは、2.0Tです。

なんかおかしいので、ファイル救出は中止。

そもそも、Linuxは、コマンドで操作をすすめていくのだから、その流儀に

従おうということでこの方法はやめました。

あとで、わかったことなのですが、この方法は、レスキューしたいファイルを

一つ一つ見極めながら、ドラッグ&ドロップすることで、ファイルレスキューする方法

でした。

したがって、

私の場合のように、ある原因でHDD障害が発生し、その「正常ではないHDD」から、

できるだけデータを救出したいというニーズには、馴染まないようです。

2、KNOPPIX6.4.4をコンソールモード起動をしてddrescueコマンドで救出を試みる。


(結論)


失敗


(理由)


KNOPPIX6.4.4には、「ddrescue」コマンドは搭載されていないから。


ネットにつないで、ddrescueコマンドをインストールすれば、できるとか書いてあったけど、

私、「Linux初めてだし、・・・・ほぼ、Beyond My ability~.」てなかんじなので、無理せず

代替コマンドないかネット上の先人の記事を探すことにしました。

そしたら、ありました。

そのコマンドは、

「dd_rescue」コマンドさんです。



ddとresucueの間に「_ 」アンダーバー付いただけじゃあないですか?!

大人を馬鹿にしてはいけませんょ。


気を取り直して、このdd_rescueをコマンドラインから打つために必要な事項、かつ、当方で

必要としているオプション指定を知るためにネットの海にザブーン。



3、KNOPPIX6.4.4をコンソールモード起動をしてdd_rescueコマンドで救出を試みる。


(結論)


今のところ順調に稼働中  → 時間かかるでぇ~、しかし。


(途中経過)


2011年10月19日午後4時26分頃より、dd_rescueコマンドをコマンドラインに投入後、
2011年10月21日午後5時51分頃の現在に至るまで、コンソール上に、dd_rescue infomation
というエラーメッセージが6000件を弱出力され、エラーブロックが多数ある状態のようです。
このエラーブロックを超えれば、救出可能なファイルのコピー作業が順次行われるものと想定
しています。

もう暫くの辛抱であろうと思われます。

(dd_rescueコマンドを打つまでの下準備)


以下では、ざっとですが、私がコマンドラインにぶち込んだコマンドたちを記します。

3-1、KNOPPIXをコンソールモードで起動する





KNOPPIXをコンソールモードで起動するには、KNOPPIXCD-ROMPCをブートして、
画面に「boot:」と表示されたら、

boot: knoppix 2 noswap lang=ja

を入力。

3-2、rootユーザー化、デバイスの確認を行う。

rootユーザになる為、以下のコマンドを入力。

su


デバイスの確認を行う為、下記コマンドを入力

# fdisk -l (lは、エル)

コピー元HDDである故障HDDは、/dev/sda3
コピー先HDDである外付けHDDは、/dev/sdg1

でした。

ここで、外付けHDDを書き込み可能でマウントする。

# mount -w -t ntfs /dev/sdg1 /mnt/sdg1

次に、両デバイスのデータ転送速度を確認し、大体の時間を把握するための情報を得る。

# hdparm -tT /dev/sda3

# hdparm -tT /dev/sdg1

大体、4日くらいかかるかもという恐ろしい予測が得られるも、半信半疑で
いよいよ、dd_rescueコマンドの投入。


# dd_rescue -A -p /dev/sda3 /mnt/sdg1/sda.ddrescue-2011-10-19.img -l /mnt/sdg1/sda-dd-rescue-2011-10-19.log


これをコマンドラインにぶち込んだら、受け付けられました。


その後、dd_rescue infomationというメッセージが出て来まして、


なにやらものすごい勢いで数字がくるくる回っています。


如何にも、「処理してます」「働いてます」という感じです。


しかし、あれから何時間経過したことでしょう。

処理がグンと遅くなりました。エラーメッセージらしきものが出始めました。

200件とかなら何とか我慢できますが、今現在、5900件をカウントしています。

このHDD相当ダメージを負っているのでしょうか。

予測では、エラー部分を突破したら、また順調にコピーされるんだと思いますが。

今のところ、エラー部分を処理しているようなのでいつになるかまったく見当が

付きません。

まあ、いまのところ、コマンドがこけたり、変なメッセージが無いので大丈夫

だろうと思います。

この作業は、忍耐と電気代が必要ですね。


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