でも、東北の皆さんと比較すると「へ」でもないんですが、こんなの生まれて初めてですから
その状況をとった写真をアップしておきます。
わが街浦安は、埋め立ての街でもあります。神戸のポートピアアイランドと同様、以前から
大地震の際には、「液状化」がおこるといわれていました。
今般の大地震で、その予想通り「液状化」が起こりました。それも、思ったより、酷いです。
我が家は、傾きこそしませんでしたが、ガス、水道、下水道がダウンしました。
唯一ダウンしなかった電気ですが、これは、皆さんご存知の「計画停電」でダウンします。
千葉県知事、浦安市長が「浦安は被災地だから、計画停電から除外するよう」東京電力
千葉支店にお願いしていたところ、一度は聞き入れられましたが、結局、計画停電の対象
になってしまっています。
また、
水道、ガスが供給停止ということは、煮焚き、風呂、トイレの排水等まったくできない状況。
飲料水は、普段からペットボトルに蓄えてから使うようにしていたので2日は持ちました。
ただ、3日目以降は枯渇。幸いにして、近所の小学校に自衛隊の皆さんが、災害派遣で給水
活動をしていただいていたので、これを利用させていただきました。大変助かりました。
自衛隊の皆さん、ありがとうございます。
このお水でご飯を炊いておにぎりを作って家族で食べました。
(それ以前は、コンビニで調達した弁当で乗り切る)
お湯を沸かしたいと思って、物置を見ると、先代が遺していった「しちりん」+「木炭」があったので
助かりました。
生まれて初めて、「しちりん」使って湯を沸かしました。
はじめての「しちりん」 |
まず、まず、火を木炭に着火さすのが一苦労。
それで
ついたら、ついたで
お湯を沸騰させるのにも40分超の時間が
かかる。
ガスコンロでいつもは、5,6分でできるのに
ガスのありがたみを痛感しました。
しかしながら、この「しちりん」でお湯を沸かす作業でわかったのは、この方法で沸かしたお湯は
非常に「滑らか」で「やさしい」お湯だということです。
このお湯で入れたコーヒー、日本茶、紅茶は、ガスで沸かしたお湯と比較して、私たちの口に合う
おいしいお湯に感じました。(カップラーメンで使っても、なんか一味違う)
今後、ライフラインが復旧しても、贅沢な気分を味わうためにこれでお湯を沸かす機会があると
思います。
不自由の中に、新たな発見ができました。
さて、
液状化の状況ですが、私が記録したものは、以下のとおりです。
東京ベイシティー交通運動公園停留所(2011.3.12) |
液状化の影響で、歩道が隆起しています。
電柱・案内表示・停留所の施設が、ありえない
形状になっています。
よく倒れなかったものだと思いました。
近所の小学校も液状化で被害。自動車が地中に埋没 |
この一枚も普段ではありえない光景です。
校庭も水浸しになっていました。
JR舞浜駅南口 |
この一枚は、JR舞浜駅南口のロータリー
です。
液状化で設備が埋没してしまいました。
浦安市舞浜の住宅街 |
この一枚は、住宅地の液状化の状況です。
水平感覚が麻痺してしまい、道路が壊れて
いるからか、若干、家も傾いているように
見えます。
液状化の被害ー浦安市鉄鋼通り- |
こちらも酷い状況です。ここは、水道管が
損傷しているようで、地面の亀裂から、水が
じわじわ噴出していました。
三月十一日に突然、被災することになってしまいましたが、何とかやっています。
まだ、じぶんのことで精一杯ですが、小さなことから自分のできることをやって生きたいと思います。
地震発生から、10日が経過しました。
自衛隊の皆さんをはじめ、ライフライン復旧のためにがんばってくださっている皆さん、液状化で
噴出した砂を除去してくださっているボランティアの皆さん、心から感謝します。
本当にありがとう。
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